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小林由政

セカンドライフ

前回は還暦について考えてみましたが、今回はその後のセカンドライフについて考えてみました。


私の母校の津山高校の卒業生名簿が出来ると連絡がありましたので、注文していたところ先月やっと届きました。

正確な数字を知らなかったのですが、昭和56年の卒業生が男261名、女192名の合計453名いました。その内残念ながら亡くなっている人が21人、連絡先不明者が24人でした。

連絡先不明者の中に亡くなっている人がいるのかもしれませんが、亡くなった割合の453人中21人が多いのかどうかと疑問になり、調べてみました。


厚生労働省が出している『簡易生命表』によると、日本人の60歳男性が亡くなっている割合は7.038%、女性は3.97%です。同級生の男で亡くなっている人は5.364%、女3.646%なので、連絡先不明者で亡くなっている人がいなければ(18歳までに亡くなる人は計算しない場合)、平均よりは少ないですが、私も脳卒中の時は危なかったわけですけど。


セカンドライフで重要な3大リスクは①健康 ②お金 ③生きがい です。


まず健康面では、あと何年生きられるかですが、60歳の日本人の平均余命は男24.21年、女29.46年です。60歳の男性が平均寿命まで生きると約25年で、女性だと約30年です。

しかし問題は『健康寿命』で、健康寿命とは『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』です。平均寿命と健康寿命の差は男9年、女12年なので、60歳男性なら健康寿命はあと15年と言うことです。

65歳までの人が病気で亡くなる原因は上位から①悪性腫瘍(ガンなど) ②心疾患(心筋梗塞など) ③脳血管疾患(脳卒中など) ④肺炎 です。

もちろん皆さん気を付けているのでしょうが、年齢が高くなると発症率が高くなりますので、今までにも増して気を付けましょう。


次に定年と言えば退職金ですが、金額は把握されているでしょうか?ちなみに大企業では約2,300万円、中小企業で約1,200万円です。公務員の場合は約2,100万円。

それと年金ですが、厚生年金(国民年金含む)の平均は男性16万4,770円、女性10万3,159円です。国民年金だけだと男性5万8,866円、女性5万3,699円です。

以前騒がれた『老後2,000万円問題』はご存じでしょうが、根拠は一般的な夫婦二人の世帯の老後の収支は、収入20.9万円、支出26.4万円で毎月5.5万円の不足が出るため30年間で約2,000万円の貯蓄が必要と言うものでした。

これは夫婦共健康で30年間過ごすのが前提ですので、住まいや保険などしっかりした計画が必要ですね。


最後に生きがいですが、『黄金の15年』の言葉をご存じでしょうか?

これは60歳が定年だとすると、家族の扶養義務からも解放されて、かつ他人の介助も受けずに裁量をもって活動できる75歳位までの期間を言います。

60歳の定年になっても仕事をやめてしまう方は少なく、再雇用、転職、起業など色々な働き方があります。私は『利益を追求せず体に負担がかからない範囲でやりがいを持って打ち込める仕事』を目指して起業しました。

まだまだ余裕が有りませんが、『学び直し』『趣味』も始めたいと思っています。


『会社の定年』を迎えても『こころの定年』を迎えなければ、楽しいセカンドライフを楽しめるかもしれません。



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