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高齢者は何歳から?

皆さんは何歳からが高齢者だと思いますか?


実はその明確な定義はありません。 日本では一般的に 65 歳以上を高齢者とすることが多いですが、法律によって高齢者を指す 年齢や定義は変わります。世界保健機関(WHO)では、65 歳以上を高齢者としているため 世界的にも 65 歳以上を高齢者としている国が多くあります。 内閣府が行った年齢・加齢に対する考え方に関する意識調査では 70 歳以上を高齢者だと答 えた人が全体の7割ほどでした。 また、年齢で一律にとらえるべきでないと答えた人も全体の3割以上います。


法律によって変わる高齢者を指す年齢


「高齢者の雇用の安定等に関する法律」では、55 歳以上を高齢者と定義 「高齢者の住居の安定確保に関する法律」では、60 歳以上を高齢者と定義 「道路交通法」では、70 歳以上を高齢者と定義 ※高齢者マークは 70 歳から義務付け 「高齢者の医療の確保に関する法律」では、65~74 歳を前期高齢者、75 歳~後期高齢者


また、年齢だけでなく身体の状態で高齢者を定義法律もあります。 「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」では、心身の機能が低下し日常生活を 営むのに支障のある老人と定義しています。


今後、高齢者の年齢は 75 歳以上になる?


65~74 歳の前期高齢者について、心身や社会活動が可能な老人を「若返り現象」といい、 このような方はますます増えています。また、内閣府の意識調査の結果では、60 代で高齢だと感じる人は少なくなっています。 これらのことから 65~74 歳を準高齢者、75~89 歳を高齢者、90 歳~を超高齢者と提言し、 高齢者を 65 歳から 75 歳に見直すべきだとも言われています。


高齢者が 75 歳に変更になり、定年退職の年齢が高まれば従来よりも働ける期間は長くなり ます。65 歳を過ぎても健康で働きたい人にとってはメリットです。 しかし、デメリットとして公的年金の受給開始時期が遅れる可能性があります。また、後期 医療保険制度の引き上げがあれば医療費の自己負担が増える可能性もあります。


健康寿命を延ばし、高齢者が健康に生きられる社会づくり


健康寿命とは、健康上の問題で日常生活に制限のない期間の平均のことをいいます。 日本の健康寿命は、平均寿命の延びを上回っています。若い時から健康に心がけていると高 齢者になってからも健康状態が良い人が多く見られます。また、若い世代に比べ、高齢にな るほど運動習慣があるとの調査結果があります。


その他にも、趣味を持つ、地域活動へ参加するなど社会関係を持つことで、新しい出会いや 日々の生活にメリハリがつき、満足感や充実感が生まれ、健康でいることで生きがいを感じ ることができます。


高齢になっても働き続けられるようなキャリアプラン


心身が健康で働く意欲がある高齢者は多くいます。理由は、収入のためや、仕事にやりがい を感じているなど人それぞれです。 また、高齢化によって継続雇用や定年の引き上げなどの法律が改訂されています。 いつまで自分は働き続けていくのか、どのようなキャリアを築いていくのか考えてみてく ださい。今までの経験を生かして社会に貢献したり、得意なことで新しい仕事が見つかるか も知れません。 早くから老後の生活を考えておくことで準備ができ、気持ちの面でも焦りません。 




 
 
 

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